東京タワー [うるうる]
165万部突破、の記事は過去のものなのでもしかしたら200万部超も間近?の
リリー・フランキー著「東京タワー オカンとぼくと、 時々オトン 」読了。
リリーさんは1963年生まれ、私の2コ上。
オカンは1931年生まれ、私の母の1コ上。
時代背景が重なり、昔の人(母)の考えが重なり、思い出が重なり…
母の死を経験すること、それはとてつもなく恐ろしい事で、
そして想像を絶する悲しみに襲われることなんだと思う。
だけど殆どの人間がそれを経験する。
1982年、父を亡くした私は「母じゃなくて良かった」と、
とてつもない不謹慎な事を考えていた。
しかしそれが事実だ。母の存在とはなんと偉大なものよ。
おかげさまで今年74才になる母は健在だ。
母に私の思いを伝えることは簡単なはずだ。
結婚の時に「お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとう」ってやつを
やらなかった私。今からでも遅くないんだ。伝えたいことは伝えておこう。と
号泣でぐじゃぐじゃになった顔を拭きながら本を閉じ、心に誓った。
残念ながら私には「子が母を思う気持ち」しか知らない。
東京タワーを読んで「母が子を思う気持ち」とは全てを超越したものと感じた。
読んで感じた、と書いたが思い当たるふしがあるからこそ理解できたのだと思う。
お母さん、ありがとう。
言葉をいくら尽くしても足りないけど。
お母さん、ありがとう。
私も完読しました!めったに泣かない私が、ウルッときました。
物語の大テーマは「親子愛」だったと思うのですが、私は「オカン」という一人の女性の生き方に興味をそそられました。
何十年も離れて暮らす夫と離婚せずに相手を想い続け、子に無償の愛を注ぐ一生。。。
オカンの一生に乾杯!!
by Achiko (2006-08-22 20:24)
私はまだ読んでないんです。
お母さんに感謝の気持ちを言葉に出して言うこと。
これって大事ですよね。
本、読んでみようと思います☆
by りょん (2006-08-24 10:05)